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2006年 03月 13日
今シーズンのアツさを予感させるレザルトでした。
結果の前に、予選の話から。 今シーズンからF1史上初のノックアウト方式の予選に変更になった。 これは、最初の15分は全員がコースインしてタイムアタック。タイムの遅い下位6名が17~22番グリッドとなり、次の15分は16台がタイムアタックして同様にタイムの遅い6台が11~16番グリッドに並ぶ。残った10台でタイムアタックをしてタイムの速さを競うというもの。 開幕戦でポールポジションを獲ったのはM.シューマッハ、しかもF.マッサも2番グリッドを獲得し、ひさびさに赤い車でフロントローを独占!その後ろにF.アロンソ、ホンダのJ.バトンが続く。 K.ライコネンは予選ファーストステージでクラッシュして最後尾スタート。今年もツイていないのか・・・。 そして、そのK.ライコネンの前にはS.A.F1の二人。 去年11月のチーム立ち上げからわずかに4ヶ月、まったくのゼロからスタートして開幕のグリッドに並んでいるというのは奇跡だ。 まぁ、テストもほとんど出来ていないしマシンは4年前の型遅れシャシーにホンダの最新鋭のエンジンというアンバランスなものだから予選結果がこのような結果でも仕方が無い。 そして注目のスタート、F.マッサがF.アロンソをけん制して1コーナーは何とか抑えてものの、次であっさり抜かれる。このオープニングラップでもう少しF.マッサがF.アロンソを抑えていればレザルトは違ってきていただろう。 後方ではJ.バトンとR.バリチェロがチームメイト同士で激しいバトルを繰り広げていた。でも、R.バリチェロの見せ場は序盤だけでいつのまにか後方に沈んでいた。 ・・・で、レースが動いたのは39周目。 M.シューマッハの2回目のピットストップの後に、暫定トップを走るF.アロンソがピットイン。M.シューマッハとの差は23.8秒。 7秒弱のピット作業を終えてピットアウト。するとその真横に真紅のマシンが!! サイドバイサイドで第一コーナーへ飛び込む両者、お互い譲らない!しかし、インを走っていたF.アロンソが競り勝った。しかし、M.シューマッハにも意地がある。 52周目の1コーナーで仕掛けるが、F.アロンソがなんとか防いで、そのままチェッカー。勝つことは出来なかったが、速いフェラーリが復活したといってもいいだろう。F.マッサは途中のピットインで50秒近くロスをしたため9位に終わった。 そして3位はなんとK.ライコネン!最後尾スタートから得意の1ストップ作戦でゴボウ抜きし、ここまで順位をあげた。4位にホンダのJ.バトン。R.バリチェロは15位。 S.A.F1の佐藤琢磨は最下位ながら完走。産声を上げたばかりのチームにしては上出来だ。井出有冶はリタイヤとなった。 しかし、このレースでもっとも速かったのはF.アロンソでもM.シューマッハでもなく、ウィリアムズのN.ロズベルク。弱冠20歳でこのバーレーンでF1デビュー、そしてファステストラップを記録し、D.クルサード相手に見事なオーバーテイクを決めた。今シーズンはこの男を要チェック!ちなみに父親は82年のチャンピオン、ケケ・ロズベルク。 次戦はマレーシアGP。もっとも熱いサーキット。バーレーン以上にサバイバルレースを制すのは誰だ!?
by sugi_kaz
| 2006-03-13 11:01
| F1ネタ
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